以前は自動車保険といえばSAPやPAPといった決まった任意保険の組み合わせでの、いわばセット売りのようなものが主流でした。BAPというバラ売り的なものもありましたが、最近の自動車保険のように細かい選択肢はありませんでした。ましてやここ最近の『リスク細分型』と言われる方式は加入する人それぞれのニーズ・スタイルに合わせることが出来て、とても良いシステムになっています。
そもそも自動車保険は事故を起こすリスクが少なければ少ないほど保険料は安くなる仕組みです。人それぞれのある程度の情報で、リスクが少ないと判断されれば保険料はかなり安く収まります。最近では「保険料は走る分だけ」というキャッチフレーズを使ったCMをよく見かけますが、それもリスク細分型ですね。確かに車によく乗る人の方が、あまり乗らない人よりも事故を起こす確率は高いのが当然ですよね。そのために車によく乗る人の方が保険料は高くなるというわけです。かといって、車によく乗るのに保険料を安くするために虚偽の申告をすると、事故を起こした場合に補償をしてもらえないこともあります。リスク細分型によって保険料を安くする事が可能になりましたが、その分正直な申告が必要になります。保険料を絞りに絞って、いざというときに補償されないなんて、そんなバカバカしいことはないですよね。
任意の自動車保険には等級という制度がありますが、この『等級』は家族間であれば継承出来るんです。例えば、私の所有している車の自動車保険は「20等級、35歳以上担保で配偶者までの限定条件が付いている」ような場合で、息子が免許を取得し、新規に自動車を購入しました。もちろん息子も保険に加入することになります。通常この場合は、セカンドカー割引適用で7等級からのスタートとなりますが、全年齢担保となります。たとえ運転者を本人限定としても、その保険料はかなり高額になることが予想されます。このようなケースでは『等級継承』がとても有効です。まず私の20等級の車と息子が購入した車を車両入替します。すると『私名義の20等級の息子の車』という状態になります。その車の名義を息子に変更します。これで息子名義の20等級の車が出来上がります。年齢条件を全年齢担保にしても、だいぶ保険料は安くなります。車両入替をしてはきだされた私の車は新しく自動車保険に加入する必要があります。(はきだし新規)このケースではセカンドカー割引が適用されますから、7等級となります。私名義の7等級の車です。運転者限定や年齢条件を付けても7等級ですから保険料は今までよりは多少高くなります。ですが息子の保険料との合計で考えると断然お得になります。
セカンドカー割引をご存知でしょうか?
個人契約で、ノンフリート等級が11等級以上、なおかつ対象の用途車種の車であり、新契約の記名被保険者が1台目の契約と同一であれば、2台目以降の自動車保険加入時に割引が適用されます。(最近では1台目と2台目の車両所有者と保険名義人が同一もしくは同居の親族までならセカンドカー割引を適用できるという保険会社も多くなっています)
通常は自動車保険に新規加入する場合は、ノンフリート等級6等級からのスタートですが、前述の条件を満たしていれば7等級からのスタートとなります。その分割引が適用されるということですね。もしも1台目と2台目の保険会社が違う場合でも確認が取れればセカンドカー割引は適用されますので、忘れずに申告をした方がお得ですね。ただし、インターネットでの自動車保険加入の場合はセカンドカーの設定が出来ない事がありますが、問い合わせれば出来る保険会社がほとんどですので、その場合は諦めずに確認をしてみましょう!
ちなみに「同居の親族までがセカンドカー割引の対象となる」という保険会社であれば、お子さんなどが結婚で家を出て、なおかつ車の購入予定がある場合、別居の前ならセカンドカー割引が受けられるということになりますね。